まちなみ大学

講師紹介

まちなみ大学 第1期平成8年(1996)度

連健夫 むらじたけお
建築家、連健夫建築研究室主宰、多摩美術大学、東京電機大学非常勤講師。1956年京都市生まれ。多摩美術大学卒業後、東京都立大学大学院修士課程修了。ゼネコン設計部に10年間勤務の後、91年に渡英、AAスクールに留学、AA大学院優等学位取得。94~96年同校助手、東ロンドン大学非常勤講師、在英日本大使館技術嘱託。96年3月に帰国、連健夫建築研究室を設立し現在に至る。専門:住宅と都市、設計教育、学校建築、作品にHIS(UK)Ltd、プレゲンス邸など。著書:『イギリス色の街』技報堂、『学校建築海外事例集』彰国社(共著)などがある。また、「建物でない建築」96年、「コラージュからの建築」97年と個展を行った。
延藤安弘 えんどう やすひろ
千葉大学工学部都市環境システム学科教授。1940年大阪生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業、京都大学大学院修了。熊本大学教授等を経て97年より現職。京都のコーポラティブ住宅ユーコート、熊本のMポート、神戸の真野地区まちづくり、世田谷まちづくり等、全国各地の住民主体の住まい・まちづくりに関わる。「コミュニティを生成するハウジングに関する一連の研究」で1990年日本建築学会賞受賞。「もやい住宅・Mポート」で1995年日本建築学会作品選奨受賞。主な著書:『こんな家にすみたいナ―絵本にみる住宅と都市』『これからの集合住宅づくり』晶文社、『ハウジンクは鍋もののように―集住体デザイン』丸善、他。
藤田俶広 ふじた よしひろ
アーキ・アイ計画事務所代表取締役所長。1947年横浜市生まれ。71年早稲田大学建築学科卒業。73年同大学院修士課程修了。同年佐藤武夫設計事務所入所。再開発、地域計画および公共建築の計画設計を担当。1975~76年西欧の都市および建築を視察。76年日本新都市開発(株)入社。ニュータウンの計画および戸建て住宅、集合住宅、関連施設設計を担当。主に担当したプロジェクト:南栗橋豊田地区住宅街区設計(埼玉県景観賞)、ウッドパーク四季の丘住宅街並み計画(千葉県街並み景観賞)。
鈴木博之 すずき ひろゆき
建築史家、東京大学工学部建築学科教授、ハーヴァード大学客員教授。1945年生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、同大学院修了。専攻は、近代・現代建築史。受賞:芸術選奨文部大臣新人賞、サントリー学芸賞、建築学会賞等。著書:『建築の世紀末』(晶文社)、『建築の七つの力』(鹿島出版会)、『ロンドン』(ちくま新書)、訳書に『古典主義建築の系譜』(中央公論美術出版)など。現在、日本建築学会副会長、東京都文化懇談会委員、東京都設計候補者選定委員、文化財保護審議会専門委員をつとめる。
藤本昌也 ふじもと まさや
建築家。山口大学工学部感性デザイン工学科教授。1937年旧満州新京生まれ。60年早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、同大学院修士課程修了。62年大高建築設計事務所に入社。72年現代計画研究所設立主宰。現在、山口大学工学部感性デザイン工学科教授。日本建築学会賞(業績部門、1978年)、建設業協会賞等受賞。著書:『まちの再開発』(共著)、『大地性の復権』住まいの図書館出版局。主な作品:茨城県六番池・会神原団地、国分寺市立いずみホール、ヴェルデ秋葉台(コーポラティブ住宅)、ベルコリーヌ南大沢10・11ブロック、つくば市立東小学校など。
二瓶正史 にへい まさぶみ
アーバンセクション代表。1955年東京生まれ。79年法政大学を卒業後、82年東京都立大学工学研究科修士課程修了。都市形成史を専攻し、とくに東京の戸建て住宅地がどのように形成されてきたかを歴史的に研究する。その後、97年まで宮脇檀建築研究室に勤務。住宅地の計画・設計業務、戸建て分譲地の設計コーディネートなどに一貫して携わる。最近は既成市街地の景観問題にも関わっている。著書(共著):『東京の町を読む』相模書房、『街並みを創る』丸善。
キャサリン・フィンドレイ
1953年スコットランド生まれ。 1979年AAスクール卒業。 1980-82年文部省給費留学生、東京大学工学部建築学科修士課程研究生、磯崎新アトリエ勤務。 88年ウシダ・フィンドレイ・パートナーシップ設立。 1998年東京大学助教授。資格:英国王立建築家協会会員、英国証券アナリスト資格。 作品:TRUSS・WALL・HOUSE、SOFT AND HAIRY HOUSE、PLYPHONY 。受賞:1996年日本建築学会作品選奨、1994年NEG空間デザインコンペ金賞
須永一繁 すなが かずしげ
造園家、草樹舎代表取締役。1950年東京生まれ。87年草樹舎設立。戸建て住宅団地の景観計画、外構植栽設計をはじめ、個人住宅庭園、寺院の日本庭園、大型観賞温室の内部造園、大学キャンパススの計画・設計などに携わる。最近はフラワーガーデンや、環境共生と庭の関係について興味を深めている。主な仕事としては「善光寺東庭園」「新潟県都市緑化植物園観賞温室」「信州短期大学キャンパス」「和佐の里園芸療法ガーデン」「みずきが丘」「あすみが丘」「京成ローズタウン舞浜」など。
陣内秀信 じんない ひでのぶ
法政大学工学部建築学科教授・工学博士。イタリア建築・都市史。当財団のまちづくり設計競技審査委員。1947年福岡県生まれ。71年東京大学卒業。73 年~75年イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学。76年ユネスコのローマ・センターを経て帰国。83年東京大学大学院博士課程修了。 85年サントリー学芸賞受賞。86年パレルモ大学客員教授。95年トレント大学客員教授。著書:「イタリア都市再生の論理」「東京の空間人類学」「都市を読む*イタリア」「ヴェネツィア」「東京」「都市と人間」「都市の地中海」ほか多数。
齋藤広子 さいとう ひろこ
明海大学不動産学部・助教授。1960年大阪生まれ。筑波大学第三学群社会工学類で都市計画を学ぶ。その後、大阪市立大学生活科学部の大学院に進学し、住宅・住宅地の管理について学び、研究をする。主にマンションを対象とした集合住宅の管理の研究「共同住宅管理への居住者参加に関する研究」で学術博士に。戸建て住宅地の新しい管理システム、「管理」から「計画」へのフィードバックを考える研究や景観整備、商店街の整備、集合住宅、マンションの管理の研究など。
三井所清典 みいしょ きよのり
建築家。芝浦工業大学工学部教授。1939年佐賀県生まれ。63年東京大学建築学科卒業、68年同大学院博士課程修了。70年アルセッド建築研究所設立。 89年より富山県上平村「楽雪住宅」の開発的設計から優良工務店の近代化事業に関わり、ワークショップのサポート等を行なう。主な作品:有田町歴史民族資料館、佐賀県立九州陶磁文化館、佐賀県立有田窯業大学校、県立有田工業高校、多摩ニュータウン南大沢ベルコリーヌ、岩瀬健康スポーツドーム、明治神宮神楽殿。
岩村和夫 いわむら かずお
建築家。岩村アトリエ代表取締役。千葉大学大学院・日本女子大学大学院・東京農業大学講師。1948年、神戸生まれ。73年早稲田大学理工学部大学院修了後、仏政府給費留学生として渡仏。以後中近東、ギリシャにて建築・都市計画に従事。77年旧西ドイツ、ダルムシュタットに建築都市設計同人AG5を開設。 80年帰国後、東京にアトリエを開設、1988年武蔵工業大学教授就任、現在に至る。著書:『建築環境論』、『共に住まうかたち』、『環境共生住宅A-Z』(共著)など。代表作に「自邸/カッセル・エコロジー団地」、「ファンハウス札幌スタジオ」、「世田谷深沢環境共生住宅」、「YOMIKO湘南OVA」などがある。
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