判田台ウッドタウン
大分県大分市判田台南
自然との融合がテーマである。計画地の南側にある自然公園を街区の一部と考え、景観的要素としている。住民のコミュニティの場として、緑道を中心とした憩いの場を提案し、歩行空間の安全性確保のため、歩車の完全分離を行なっている。建設省のウッドタウン事業の指定を受けている。
街区は、東西方向に配置した緑道と街区内道路で3分割し、さらに、南北方向にフットパスを隣棟間に配した構成である。その緑道と街区内道路は、幅員を凸凹としている。街区内道路の凸凹の幅員は、7mと11mで、そのうち車道部分は4mとし、車のスピード抑制のために蛇行させている。全体的にまちなみに変化をつけ、ゆとりある宅地規模としている。公共植栽と宅地内の外構植栽をたっぷり施し、緑あふれるまちなみを演出。
住宅は、県産材を使用した在来工法の「おおいたの家21」。隣棟間に南北に配置した幅員1.5mのフットパスは全体共有とする。住戸のアプローチは、車は道路(外周道路と街区内道路)から、玄関は緑道(南側の宅地は、公園側の歩行者専用道路)からとし、歩車分離とコミュニティの誘発に配慮する。宅地面積277m2~441m2。
計画データー
実施年度 | 1993年 |
事業者 | 大分県住宅供給公社 |
基本計画者 | 判田台ウッドタウンプロジェクト検討委員会 |
事業方式 | 売建て |
建築協定 | 建築協定 |
街区面積 | 17,100m2 |
戸数 | 35戸 |