シーサイドももち 中2街区
福岡県福岡市早良区
シーサイドももち内の海浜公園と宝見川に最も隣接した絶好の立地を活かした、海に連なる開放感とゆとりのある高級住宅地の形成をめざした計画である。デザイン指針(宮脇マニュアル)に基づき、画地規模は60坪以上とし、100坪以上を要所に配置している。幹線道路沿道は店舗ゾーン。広幅員の緑道(西側)と、2ヵ所の公園(土、風)を配置し、道を広場とするため、隅々までボンエルフの思想でつくっている。土留めは自然石。
街区は、海に向かって緑道や細街路が導かれる構成である。道路にクランクをつけ、駐車場(2台目)や緑地と一体となったみち広場をつくる。街区内道路の幅員は、4mから5m、さらにみち広場へと、段階的に変化させる。大画地を街角の要所に配置し、宅地の道路境界から1mの部分はセミパブリック空間としている。植栽は管理のしやすさを基準に選定。
住宅は、積水ハウスと九州宅地経営協会と建築家設計の3種類の混合とする。全体の3割(街角の要所)を宅地分譲とし、九州に関わりある4名の建築家を起用した注文住宅を配置。道路、外周緑道、公園は市に移管。専有宅地率75.2%、道路率17%、公園率5.4%。宅地面積202m2~570m2。住宅面積123m2~332m2。
計画データー
実施年度 | 1993年7月 |
事業者 | 積水ハウス |
基本計画者 | 積水ハウス、宮脇檀建築研究室 |
事業方式 | 建売り、売建て |
建築協定 | 建築協定、緑地協定 |
街区面積 | 81,925.53m2 |
戸数 | 209戸 |