宗像コモン玄海公園通り
福岡県宗像郡
計画地周辺は農村地帯で、町の「農村活性化構想」に基づく住宅地開発としてスタートした。都市計画区域外の計画である。コンセプトは「コモン」の思想と、「3100プロジェクト」(100坪の敷地の住宅を3000万円で供給する、100坪は社員のアンケート結果)である。資材の計画的受注生産、数戸単位の資材大量運搬を実施、現場では職人等の長期駐在による移動のロスをカットした。基礎工事では、養成期間に隣の住宅の工程を入れ、重機の在置運搬の手間を省く等、工事に伴う諸費用を削減。生垣は1年前から準備し安定供給を図り、草花等は受注生産によるコストダウンを図っている。
街区計画は、骨格道路(公園通り)に大ループ道路が接続し、それに小ループ道路やクルドサックが接続。さらにフットパスによって相互につながる構成で、T字交差を原則とする。ループ道路入口に公園(大小21ヵ所)を配置。ゲートには、門柱とゲート公園を配してゲート性を高める。
モデル住宅は、敷地規模に合わせたタイプを用意。平屋、2世帯、増築対応等の特色のあるプランとし、広い庭とのつながりを重視している。道路、公園等はすべて移管、共有地はなし。宅地面積208m2~528m2。住宅面積95m2~136m2。
計画データー
実施年度 | 1997年5月 |
事業者 | 福岡地所 |
基本計画者 | 福岡地所 |
事業方式 | 建売り |
建築協定 | 建築協定 |
街区面積 | 230,103m2 |
戸数 | 453戸 |