播磨科学公園都市
光都21/1、2期
兵庫県揖保郡新宮町光都
播磨科学公園都市のデザイン指針「時間とともに成長する森の中の都市」に基づく計画である。自然地形、既存樹林の骨格を残したまちづくりとヒューマンスケールの小さなコミュニティ空間の創出をめざした。
道路は、自然地形になじんだ曲線とし、自然林を最大限に残すためクルドサック道路を採用。道路をループやクルドサックにすることにより、通過交通の排除や、自動車速度の低下を促し、安全な外部生活空間をつくり出す。さらに、このクルドサック道路をフットパスで有機的につないでいる。幅員は9mとし、両側2mは植栽帯として地中は電線類の埋設スペースとして利用し、地上はまちなみに寄与する樹木や芝を植栽する。この植栽帯は、宅地内の芝の庭と一体的に整備し、道から庭にかけての奥行感と開放感をつくる。クルドサックの回転広場(直径24m)は、中央にシンボル的な高木を植栽する。フットパス(幅員2m、ソイルセメント舗装)は、住戸の裏側のコミュニティ空間として配置。宅地面積264m2~367m2。住宅面積120m2~174m2。

街区内道路に面するまちなみ

道路の両側のふくらみ部分

街区図

計画のディテール
計画データー
実施年度 | 1995年5月 |
事業者 | 兵庫県企業庁、光都21住宅協議会 |
基本計画者 | 現代計画研究所 |
事業方式 | 建売り(共同分譲)、売建て |
建築協定 | 1期、2期建築協定 |
街区面積 | 14,625.85m2(1期)、16,664.54m2(2期) |
戸数 | 33戸(1期)、29戸(2期) |