カルチャータウン ワシントン村
兵庫県三田市学園
兵庫県と米国ワシントン州の姉妹関係と、経済・文化・技術交流の記念事業としてスタートした。木材だけでなく、住宅デザイン、建築技術、ランドプランニング、維持管理等、北米式住宅開発方式を導入し、まちづくりを通じて総合的な生活文化の交流を実現することが意図であった。
街区計画では、ゆるやかな曲線の広幅員道路(10m)、ゆとりのある宅地規模(平均480m2)、十分なセットバック距離の確保(3~6m)、ゆるやかなスロープ造成、垣根のない芝生を中心とした外構デザイン、道路と宅地(フロントヤード)を一体とした緑地設計等による特色ある景観の形成をめざしている。クルドサック方式による、身近なコミュニティの形成と多様なアクセスパターンや植栽計画によりコミュニティ空間を個性化。兵庫県とホームビルダーの共同分譲方式によるため、通常の宅地造成における基本設計と実施設計の間に、公共空間(道路等)と宅地の前庭空間(フロントヤード)のランドスケープデザインを中心とする緑化・修景設計(詳細基本設計)を行なっている。宅地面積平均480m2。住宅面積平均214m2(1期・2期)。
計画データー
実施年度 | 1991年11月 |
事業者 | 兵庫県、兵庫ツーバイフォーワシントン村プロジェクト共同企業体 |
基本計画者 | 小林紘一(USA、ワシントン州)、ロジャー・ウィリアムス(USA、ワシントン州)、市浦都市開発建築コンサルタンツ |
事業方式 | 建売り(共同分譲) |
建築協定 | 地区計画、緑地協定、紳士協定 |
街区面積 | 113,800.00m2 |
戸数 | 170戸 |