フラワータウン 弥生が丘
兵庫県三田市弥生が丘
当初は、タウンハウス用地として計画されていたが、戸建て志向のニーズに応えるため共有地を持った戸建てタウンハウスとして計画変更した。新住法によるニュータウン内の開発であり、道路の新設が規制されているため(位置指定道路がつくれない)、各宅地の接道が課題であった。敷地は、外周道路から一段高い平坦な矩形で、北側は公道6m、東側は歩道付き道路10m、南と西側は緑道(道路)8mと接する。
街区計画では、中央に団地内通路を通し、中心に管理棟とコモン広場、左右にもコモン広場をシンメトリーに配し、各宅地の出入口がコモン広場等に面する配置としている。法的接道をすべて周囲の道路の公道とし、公道に直接面しない宅地は2mの旗竿状で接道させる(勝手口とする)。
住宅は、高齢者隣居住宅として2戸1棟建てを2棟配置。通路、コモン広場、フットパス、南側水路の一部を共有地で持つ。戸建て集合であり共同管理意識を高めるため、集会所機能を持った管理棟を設置し、共有財産としている。大部分の住戸をコモン広場に面するように配置し、共有意識を高める。宅地面積173m2~252m2。住宅面積61m2~150m2。
計画データー
実施年度 | 1991年10月 |
事業者 | 兵庫県住宅供給公社 |
基本計画者 | 兵庫県住宅供給公社 |
事業方式 | 建売り |
建築協定 | 地区計画 |
街区面積 | 10,524.18m2 |
戸数 | 36戸 |