「アーバンリゾートフェア神戸ﾕ93」の一環であるまちづくり総合フェア「アーキテクチュア・フェアKOBE」に協賛した計画。エコロジーをテーマに省エネルギー住宅づくりを進めると共に、購入しやすい住宅の提供をめざして、建設コスト削減に取り組んだ。個性的な建物と統一外構、道路仕上げの組み合わせにより、緑豊かで広がりのあるまちなみ景観を創造する「戸建てタウンハウス」とする。建設省の環境共生住宅市街地モデル事業の指定を受けた事業（ただし、西神62は除く）。補助対象は、透水性アスファルト、共生緑地（道路等の緑化、オープン外構の緑化）、太陽光発電（集会所と屋外時計塔）。
　街区計画は、専有宅地率の向上と低価格での供給のために標準宅地規模を140m2程度に抑えている。ボンエルフ道路で構成し、道の中央部と行止まり部分には植栽・ベンチを設けたみち広場をつくる。道路仕上げも変化に富ませ、交差部のイメージハンプやアイストップの道路内植栽等により、安全なボンエルフ道路を演出。角地住宅の道路に面する妻側に緑地を設け（あるいはオープン外構とし）、道路と一体となったあいまい空間として、緑豊かな広がりのある「みち空間」をつくる。3団地が共有する集会所（太陽光発電）を設置。宅地面積平均151m2。住宅面積平均117m2。