西宮名塩ニュータウン
東山台3丁目
兵庫県西宮市名塩新町
まち全体が丘(斜面地)である特徴を活かし、みちをコミュニティ空間として計画している(ボンエルフ化、みち広場)。
街区計画では南斜面を活かすため、東西軸の街区構成とする。宅造法等の規制を受けるため、擁壁、門塀、ボックスガレージ、植栽帯を公団が整備した「外構付き宅地」とする。斜面のまちをかたちづくる擁壁は、まちなみの統一感をつくる重要要素であるため、通りごとにデザインを工夫。道路の交差部はみち広場を設け、中央付近は道路をクランクさせ、みち広場とする等コミュニティ空間として整備。各戸の前面道路に面する部分は、擁壁を70cmセットバックして設置し、植栽帯を道路と同レベルで設ける。前面道路と同レベルに設けた幅70cmの宅内植栽帯の維持管理を緑地協定で担保する。街区内道路の幅員は5.5m、クランク部分は7m。擁壁は、コンクリート面に色付きの異素材(タイル、石、吹き付け)や、仕上げ違い(リブ仕上げ、はつり仕上げ)により個性づけを行なっている。宅地面積平均230m2。

南北道路に面するまちなみ

みち広場沿いのまちなみ

街区図

計画のディテール
計画データー
実施年度 | 1990年11月 |
事業者 | 住宅・都市整備公団 |
基本計画者 | 住宅・都市整備公団 |
事業方式 | 建売り(共同分譲)、宅地分譲(定期借地権有り) |
建築協定 | 地区計画、緑地協定 |
街区面積 | 230,000m2 |
戸数 | 600戸 |