阪南スカイタウン
B-3ブロック
大阪府阪南市桃の木台
大阪府企業局による事業コンペの実施例。コンペの計画条件は、コミュニティのふれあいの場として、うるおいのある共有空間の充実を図ることであった。
街区計画は、宅地にアクセスする道路をすべてクルドサック形式とし、宅地のセミパブリックな部分との連続性を高め、広がりのある街路空間をつくる。クルドサックの回転広場を隣接する幼稚園用地に開放的につなげ、連続性を持たせると共に、周辺の山並みを街区に溶け込ませている。
植栽計画は、街区中央の広場に、高木を植え、シンボル性を高める。
住宅は道路に対して建物の軸線をずらし、雁行配置としリズミカルなスカイラインをつくる。カーポート(2台)はパーゴラ付き型とオープン型とし、車のないときには道路と一体化するように配置する。建築協定にて、道路に面する部分の現状維持のため改変を制限し、クルドサック道路沿いは電線の地下埋設スペースとして、工作物の設置を制限する。道路の有効幅員は5m、ゆるやかな曲線のクルドサック。住宅面積106m2~128m2。宅地面積151m2~203m2。

道路と駐車場(オープン型、パーゴラ付き)廻り

街区内道路沿いのまちなみ

街区図

計画のディテール
計画データー
実施年度 | 1996年1月 |
事業者 | 積水ハウス |
基本計画者 | 宮脇檀建築研究室、積水ハウス |
事業方式 | 建売り |
建築協定 | 地区計画、建築協定 |
街区面積 | 16,007.1m2 |
戸数 | 70戸 |