コモンシティ星田/B-1
大阪府交野市星田西
大阪府の事業コンペの実施例である。ゴルフ場であった北傾斜の高低差のある敷地で、北傾斜の敷地を感じさせない計画とすることを条件とした。「生命の樹」を空間計画イメージとする。
街区計画では、北傾斜はループ状道路計画で吸収する造成とする。幹線道路を南北に配置。骨格道路をループ状に接続し、住戸の接道する細街路としている。段階的な道路設定とする(「生命の樹」をイメージ)。また、ヒエラルキー設定に合わせて、幅員と路面排水方式、舗装材を変えている。細街路は、みち広場(胃袋状)、ループ、クルドサックを混在させ、変化のあるまちなみとコミュニティ空間を形成する。
植栽計画は、道路と同じ高さに植栽帯を多く設け、骨格道路に沿って、直線状の緑地を配置。ボリュームや所有に関しても多様な手法を混在させている。
住宅は屋根形状、外壁の材質感や色に配慮。みち広場、コモン広場(公共に移管)内の駐車場は飛地の専有宅地。宅地面積181m2~471m2、平均262m2(1期~5期)。住宅面積118m2~220m2、平均157m2(1期~5期)。
クルドサック広場
骨格道路沿いのまちなみ
街区図
計画のディテール
計画データー
実施年度 | 1991年1月 |
事業者 | 積水ハウス |
基本計画者 | 宮脇檀建築研究室、積水ハウス |
事業方式 | 建売り、宅地分譲、定期借地権 |
建築協定 | 地区計画、建築協定、紳士協定 |
街区面積 | 75,922.82m2(確測面積) |
戸数 | 169戸(2戸1、6戸含む) |