桃花台ニュータウン
コープ桃ヶ丘
愛知県小牧市桃ヶ丘
中部地区初のコーポラティブ住宅地である。桃花台ニュータウンの早期ビルトアップと、ナショナルプロジェクトである「ハウス55」の普及を目的とする。A、Bブロックはミサワホームを、C、Dブロックは小堀住研、E、Fブロックはナショナル住宅を選択したグループで、それぞれの社がコーディネーターとして調整に当たる。参加者は新聞広告、折り込みチラシ、シンポジウム等で募集。募集から入居までの期間は1年5ヵ月である。
街区計画では、街区を、2本のクランク道路と東西につながるフットパスにより、ABCDEFの6つのブロック(8~10戸)とし、コモン庭(広場)を囲む住戸配置とする。各ブロックのコモン庭(広場)は、クランク道路やフットパスにより有機的につながる。
住宅はミサワホ-ム(コンクリート系)、小堀住研(鉄骨系)、ナショナル住宅のハウス55。住戸位置は先着順で決定し、位置による評価差はない。住宅配置は基本設計をベースにユーザーの意向を反映して決定し、住宅プランは4タイプより選択、内装はメニュー方式である。屋外は自由設計。専有宅地以外は、すべて共有地として持つ。住宅面積平均110m2前後。宅地面積平均150m2前後。共有地面積合計約3,508m2。
計画データー
実施年度 | 1983年2月 |
事業者 | 住宅・都市整備公団 |
基本計画者 | ミサワホーム、小堀住研、ナショナル住宅(コーディネーター共) |
事業方式 | コーポラティブ |
建築協定 | 建築協定、地区計画 |
街区面積 | 11,952.4m2 |
戸数 | 56戸 |