桜ヶ丘ハイツ
皐ヶ丘/3、4期
岐阜県可児市皐ヶ丘
建設省HOPE計画の第1号モデル事業である。ボンエルフ道路を導入し、道路沿いグリーンスペースの創出。外構デザインを統一している。
街区計画は、裏街路への建柱による無電柱化を図るため、幹線道路沿道は一筆並びとする。土留め(宅内)位置を、道路境界から1.2m~1.5mセットバックして設け、歩道等のセミパブリックスペースとして利用できる植栽帯(グリーンスペース)とする。グリーンスペースは、第2期HOPE計画時から導入され、第2期では、土留めは境界際に設け生垣を2m~3mセットバックさせた。
植栽計画は、芝生を主とし、ポイント的なサツキの寄植えと高木によるオープンな計画としている。細街路の街路樹をグリーンスペースの植栽でつくり、道路の面する部分のグリーンスペースは専有部分とする。グリーンスペースにコミュニティベンチ(サイン兼用)を設置。宅内の土留めは恵那石。フットパスは芝、灌木と自然石舗装。門・門扉にオリジナルの焼物を使用、駐車場の壁面ブロックもオリジナルなものである。カーポートの屋根や柱がまちなみに出ないようにアプローチとの納まりを計画している。宅地面積259m2~349m2。住宅面積109m2~147m2。
計画データー
実施年度 | 1988年6月 |
事業者 | 不二企業 |
基本計画者 | 不二企業、宮脇檀建築研究室 |
事業方式 | 建売り |
街区面積 | 21,394.71m2(宅地部分のみ) |
戸数 | 70戸 |