港南ガーデン118/A地区
神奈川県横浜市港南区下永谷町字長町
横浜のまちを見下ろす緑あふれる高台に立地する、単独開発プロジェクトである。タウンハウスの長所(省土地、省コスト、コミュニティ形成、良好な住環境)を採用した「コモン付き戸建て」として計画。地区計画制度を導入することにより、通路や広場等の共有地を含んで市の開発基準の最低敷地規模150m2を満たせば良いこととなり、最小宅地規模130m2が可能となった。道路においても、市の基準では幅員5.5m以上(直線的形状)が条件だったが、広場や通路(幅員4.5m、4m)が地区施設として認められる。
街区はみち広場を囲んだ4つの住戸クラスターで構成。各クラスター内にみち広場と通路、フットパスを有機的に配置し、明るく開放的なまちなみを形成する。街区内通路、みち広場、集中駐車場をクラスターごとの共有地として持つ。クラスター内の通路幅員は4m、4.5m、フットパス部分は2m、外周道路は、5.5m。
植栽計画は、まち全体で、50余種3,100本の樹木を植栽し、丘の上のガーデンタウンを演出する。
宅地面積130m2~165m2(3街区22戸)。住宅面積100m2~121m2(3街区22戸)。

みち広場に面するまちなみ

みち広場入口部

街区図

計画のディテール
計画データー
実施年度 | 1986年 |
事業者 | 三井不動産 |
基本計画者 | 現代計画研究所 |
事業方式 | 建売り |
建築協定 | 地区計画 |
街区面積 | 22,000m2 |
戸数 | 89戸 |