市原ニュータウン
おゆみ野/すずかけ街
千葉県千葉市緑区
区画整理の集合住宅用地での計画のため、何らかの集合形式を取り入れた提案とすることが前提であった。土地の高度利用として、2戸連住宅を採用し路地風のフットパスに接した戸建感覚の住宅としている。
街区計画では街区外周にループ道路を配し、これにクルドサック道路を南北に配置。住戸は2戸連住宅とし、背割りに路地感覚のフットパスを東西に配置している。各住宅には1台分の駐車スペースが設けられているが、一部共有地内にも特定して設置する(無償専用使用)。フットパスと各戸の生垣は一体的な植栽とし、緑豊かな空間としている。
2戸1住宅は、親子で隣同士に住めば別居型の二世帯住宅としても利用可能。クルドサック道路、フットパス、緑地、駐車場、管理・集会所用地を共有地として持つ。その他道路は市に移管。街灯、管理・集会所を共有施設として持ち、街灯は街区ごとの共有、管理・集会所は全体共有とする。ブロックごとに管理組合を設立している。街区内道路は幅員5m、6m、クルドサック道路は幅員5m。フットパスは幅員2m~4m。宅地面積専有88m2~161m2(1次~3次)。

専有宅地間のフットパス部分

クルドサック道路、奥にフットパスが見える

街区図

計画のディテール
計画データー
実施年度 | 1984年 |
事業者 | 住宅・都市整備公団 |
基本計画者 | 住宅・都市整備公団 |
事業方式 | 建売り、売建て |
建築協定 | 建築協定、緑地協定 |
街区面積 | 69,778m2 |
戸数 | 201戸 |