白井・池の上/A、Bブロック
千葉県白井市池の上
道路計画ではボンエルフを採用。これにより緑化された道路は適度なカーブを持ち、タウン内での車の走行は安全なスピードに制御されることになる。ボンエルフ道路による安全性の高い住宅地づくりをテーマとしている。
街区計画では2ブロックの一体感を出すため要の位置に配置した集会所を最初に建設し、まちのイメージを完成させた。ボンエルフ道路、フットパス等を住宅センスで設計し、団地の外周と道路に面する宅地の境界部分に緑地帯を設け、緑で包んでいる。
住宅設計は、外構デザインや緑化手法などを共有しながら各社ごとに設計し、全体を並べてデザインレビューを実施。各社の個性を活かしつつ調和させている。
街区内道路(6m~13m)は、車道幅員6mを確保、イメージハンプ部分は洗出し平板舗装。曲線部の平面線形は、外周で半径12m(大型車の通行可能)。フットパス(幅員4m)の歩道部分は2mで洗出し平板舗装、両側に植栽帯を設置。RC擁壁は目地付き小タタキ仕上げとし、二次造成は同色のブロック。宅地面積170m2~270m2。住宅面積104m2~126m2。

Aブロックの蛇行道路沿いの緑豊かなまちなみ

Bブロック中央の緑地沿いのまちなみ

街区図

計画のディテール
計画データー
実施年度 | 1988年 |
事業者 | 木下工務店、細田工務店、箕輪不動産 |
基本計画者 | 大野建築アトリエ |
事業方式 | 建売り |
建築協定 | 紳士協定 |
街区面積 | 25,981.85m2 |
戸数 | Aブロック63戸、Bブロック45戸 |