竜ヶ崎ニュータウン龍ヶ岡地区
新世紀邑/南1街区
茨城県龍ケ崎市城ノ内
新しい郊外生活を実現する住環境と住まい、暮らしづくりをコンセプトとし、趣味を通じての交流施設として、RCCC(竜ヶ崎コミュニティカルチャークラブ)レンタル農園(市管理)を立ち上げ、販売上の付加価値づけも行なっている。計画地は、この新世紀邑の住宅と住環境のモデル展示場として位置づけ、1年間の展示後に分譲。
街区計画ではコミュニティ単位を意識した道路計画としており、道路内植栽帯と宅地内のオープン外構の一体的な整備により、空間的な広がりをつくっている。集会所の役割としての「コミュニティハウス」をつくり、新世紀邑内の既存樹木を当団地にコモンツリーとして移植。
住宅は、多様で低廉な住宅のモデルとして、輸入住宅、環境共生住宅等を導入する。南1・2街区の住民によって組織される「コミュニティ協会」(管理事務は財団法人竜ヶ崎ニュータウンサービスセンター)を設立し、まちづくり協定により、外構・植栽に関して、管理義務と道路際1m範囲の改変の制限を加えている。住環境保全を目的とした「コミュニティ協会」も設立し、道路および宅地内1mの植栽管理等を実施。街区内道路(幅員6m)は、両側に植栽帯(合計で1.5m)を設け、車道部分(4.5m)の線形を蛇行。フットパスの幅員は4mであるが、中央のフットパスは幅員2mで緑地扱い。小公園面積は、214m2。
計画データー
実施年度 | 1998年5月 |
事業者 | 住宅・都市整備公団 |
基本計画者 | ユニテ設計・計画、岩村アトリエ、地球工作所、アーツ&クラフツ建築研究所 |
事業方式 | 建売り(モデル展示後) |
建築協定 | 地区計画、紳士協定 |
街区面積 | 10,675.77m2 |
戸数 | 45戸 |