オナーズコート守谷
茨城県北相馬郡守谷町薬師合
住都公団の事業コンペ実施例。南北200m東西50mの細長い敷地で、高圧線下の土地利用が課題であった。高圧線下は、緑道(たんぽぽの小路)やサンクチュアリとし、高圧線が気にならない仕掛けをすることで、子供たちの遊び場、大人の散策路として、積極的に活用。住戸はコモン広場を囲んで配置し、緑道と一体となった、公園の中に点在しているようなまちをつくる。公共面積率18%台が目標。
街区計画では鉄塔の敷地(町の所有地であるが、自主的に整備して引き渡す)を雑木林や原っぱとして整備し、高圧線下のフットパスとつなげて一体的な緑の道とする。これに、4つのクルドサック広場をつなげる構成。西側9m道路沿いには比較的大型の宅地を配し、南側は公園に開いた宅地、内側はクルドサック広場とフットパスによりアメニティを持たせた小さめの宅地を配置。クルドサック広場は子供たちに親しみある花を主に植栽。フットパスはバードサンクチュアリとする。
住宅はライフステージ別4ゾーンで構成し、多様な生活スタイルに応じた、ライフステージ・ライフスタイル・ライフテイストの3つの観点でプランニングを行なっている。共有地はなし。道路の底地(埋設管類)は市に移管、上部の仕上げ舗装、植栽等は組合の所有。宅地面積180m2~240m2。住宅面積114m2~130m2。

西側9m道路沿いのまちなみ

クルドサック広場

街区図

計画のディテール
計画データー
実施年度 | 1992年3月 |
事業者 | ミサワホーム |
基本計画者 | ミサワホーム |
事業方式 | 建売り |
建築協定 | 建築協定 |
街区面積 | 9,526.04m2 |
戸数 | 40戸 |