チャペルのある街
福島県伊達郡伊達町字沢田
キリスト系の学校校舎跡地での計画で、その学校のチャペルを、この住宅地のデザインモチーフとしている。公的空間(街路)と私的空間の相互乗り入れによる空間の拡大がテーマで、街路や宅地内の積極的な緑化を図る。街路配置は、グリッド状で変化が乏しいので、各戸の駐車場以外の宅地部分は意図的に高くし、駐車場と街路が一体化した広場空間としている。背割りにフットパスを設け、中央に小公園を配置し、従前建物の古材の再利用でチャペルの塔をランドマークとして建設。植栽計画は、道路内にフォルト(植栽桝)を設け、高木を植栽する。道路と一体となった駐車場は専有宅地で2戸分の半円形駐車場は、インターロッキング舗装で星座のイラストを描いている。背割りフットパスの幅員は2m、インターロッキング舗装。宅地面積198m2~329m2。

チャペルの塔のモニュメント

フォルトが設けられた街区内道路沿い

背割りフットパス

街区図

計画のディテール
計画データー
実施年度 | 1989年7月 |
事業者 | 福島県住宅生活協同組合 |
基本計画者 | 福島県住宅生活協同組合 |
事業方式 | 売建て、宅地分譲 |
建築協定 | 建築協定 |
街区面積 | 16,950.72m2 |
戸数 | 54戸 |