泉ビレジ
アメリカンビレジ
宮城県仙台市泉区
二次取得者向けに開発された15画地を一次取得者向けとする再企画であったため、既設された道路を活かし、新設道路を計画している。法面造成により造成コストの低減を図っている。泉ビレジで1988年より展開してきた北米スタイルの居住環境づくりのノウハウの集大成として、低廉で良質な住まいと環境の実現をめざしている。
街区計画は、背割りのまちなみに変化を持たせるため、建物配置を道路に対してわずかに振り(3゜~6゜)、まちなみとして意識される面を2面とする。法面造成部分をそのままフロントヤードとしてオープンな外構計画とし、道路レベルに広がりを持たせている。2路線は公園と東南端のフットパスに接続する袋小路とし、歩行者のための道路としての意識を持たせている。さらに西側では、道路に歩道を設け公園との空間の広がりを確保している。
植栽計画は、芝生を主とし、灌木や草花、高木をポイント的に植栽して北米のまちなみを演出する。住宅には輸入資材を一括購入し建物全体の50%に使用。宅地内の道路沿いの緑化ゾーン(幅1m範囲)とシンボルツリーに対して緑地協定をかけている。街区内道路(幅員6m)は、アスファルト舗装。道路と宅地のレベル差は、法面の芝によるオープン外構で処理している。宅地面積201m2~309m2。住宅面積105m2~139m2。
計画データー
実施年度 | 1995年6月 |
事業者 | 東急不動産 |
基本計画者 | 一色建築設計事務所 |
事業方式 | 建売り |
建築協定 | 建築協定、緑地協定 |
街区面積 | 19,319m2 |
戸数 | 62戸 |