1. エッジシティーのマスタープランではまずセンターを作り、パッチワークのように都市に備えたい様々な機能を複合的に繋いでいく。ラス・コリーナスの場合、ゴルフ場や湖(人造湖)に接したゲーテッドコミュニティ(住民以外は立ち入れない)やリバーウォーク(散歩道)を配置し、ビジネスセンターやホテル、カレッジ、集合住宅が様々配置されている。(写真1)
2. 「家族一人ひとりが車を所有し、買い物や出かけるときは車が不可欠な暮らし」という流れを念頭に置いた計画となっている。
3. ラス・コリーナスではライトレール(ダラス中心部とダラス・フォートワース空港を結ぶ)による公共交通機関も通し、インフラ整備も進めることで既存の都市機能を郊外において巨大なスケールで集積した事例であることから全米においてエッジシティーの代表格として注目されている。
1. 通りに対し背中を見せ、その境界には塀が施されていて街の中を伺うことはできない。(写真2)
2. 大きな交差点には商業施設が配置され、車で買い物に出かけ易い配置となっており、車での移動を前提として作られている都市であるといえる。(写真3)
3. ラス・コリーナスは住宅コミュニティにおいてはゲーテッドコミュニティや集合住宅とも整備が進み、その周辺に配置されている商業施設にも車が多く駐車していることからこの40年で成熟しているといえる。
報告者 | 青木 健司 |
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視察日 | 平成27年5月9日(木) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏 (明治大学 理工学部建築学科専任准教授) |
参考資料名 | 2015米国住宅地まちなみ視察調査報告書(青木健司氏)掲載原稿を要約 |