1. シンプルに贅沢を感じられる街を1つのコンセプトとしており、白を基調としたバミューダ建築で構成されている。共用部の路面も白を基調とした石畳や白い貝殻を混ぜた遊歩道が舗装されており、街全体で徹底的に豪華なデザインがなされている。また、完成している住戸の多くや街中には、噴水等を取り入れた水場を配し、高級感を醸し出している。(写真1)
2. 歩行者通路には植栽として竹を使用したり、竹素材の三角パーゴラが設置されていたりとアジアンテイストも散見された。技術的には、白い建築物による強烈な太陽光からの遮熱や大雨に対応した透水舗装路、ハリケーンにも耐えうる建築構造を有しており、ロケーションとしての特徴的な天候にも配慮した街の設計がなされている。(写真2)
3. 住戸の背面部分に駐車スペースを配し、前面を広くとった歩行者通路に面することにより、大きなコミュニティ形成を図っている。 また、街の専用プール・イベントスペースなどが設けられていたり、タウン誌の発行やイベントを催すなど、住人同士や街と住人とのコミュニケーションを図ろうとする取り組みが行われている。(写真3)
1. 街としての付加価値を取り入れることで、シーサイドなどに続く、人気のある街の創出に取り組んでいる。
2. 「街」と「家」と「人」との繋がりを明白に感じさせられる街にすることで、入居者を増やし、開発を前進させる。
3. シーサイドの様な街全体のハーモニーが整いつつ、各戸のオリジナリティがあり、人を感じる街に入居者は価値を見出す。
報告者 | 若尾 祐樹・上原 幸 |
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視察日 | 平成27年7月6日(月) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏 (明治大学 理工学部建築学科専任准教授) |
参考資料名 | 2015米国住宅地まちなみ視察調査報告書(若尾祐樹氏・上原幸氏)掲載原稿を要約 |