1. ブルックランド:
結婚間もない若い夫婦のスタートハウスとして想定されたタウンハウスは、裏側に2台分のガレージが効率的に同一面に並ぶのに対し、エントランス側は建物の威圧感を感じさせないよう、建物を雁行させ、アプローチ部分に高木や潅木を植栽することで、柔らかい印象のまちなみを形成している。(写真1)
2. パークビュー:
成長した家族が余裕のある空間でゆったりとした時を過ごせるよう想定された戸建てハウスは、グリーンベルトから緩やかなアプローチがビルトインガレージを意識させないよう計画されている。(写真2)
3. パークビュー:
まちの中心となるコミュニティレクリエーションセンターは、遊びとくつろぎの広場、スイミングプール(写真3)、BBQなど開放的な屋外活動の拠点であると同時に、管理事務所を併設することにより、安全で比較的管理費負担の少ない美しいまちの継続を約束し購入希望者の安心感を高めている。
1. 本分譲地ではメロールース(開発されるエリアに必要な公共施設の費用負担としての特別課税)が免除されている。また、学区としても人気のエリアであり、他のオレンジ郡の分譲地との差別化を図っている。
2. HOAによる管理費用は月額$178となっており、住民がプールやバーベキューが楽しめる豊かなコミュニティレクリエーションセンター等がエリア内に完備されている。
報告者 | 塚田 雅彦・小林 秀和 |
---|---|
視察日 | 平成26年7月11日(金) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏 (明治大学 理工学部建築学科専任准教授) |
参考資料名 | 2014米国住宅地まちなみ視察調査報告書(塚田 雅彦氏・小林 秀和氏)掲載原稿を要約 |