1. 地形を生かし、川を堰き止めることにより、人造湖を囲むように、さまざまな形態の住居等(タウンセンター、ビジネスセンター、オープンスペース、湖、テニスコート、プール、学校、アパートメント、コンドミニアム、独立住宅等)を配し、単なるベッドタウンではなく小都市の機能を持ったすばらしい住環境を実現している。
湖畔にショッピングセンターを含むコミュニティ施設を配しており、オープンカフェ等が人口湖に面し、ゆったりとした雰囲気をかもし出す施設となっている。
2. レイクアンビレッジセンターの両側には、低層共同住宅(コンドミニアム)、高層共同住宅があり、湖畔に沿って船着場を有したメゾネットタイプの低層共同住宅がある。特に、水辺を上手く取り入れた住宅については、自然との共存のテーマ性を感じさせる。
住宅の配置、及び道路の配置に関しては、地形を生かした計画がなされている。
3. 隣棟間隔が確保されており、オープンスペース(緑地)の大きさを改めて感じさせる。
広大な計画に対し、民間デベロッパーとして、当初のコンセプトを最後まで継続的に続けることが可能なのか、時代とともに住宅のニーズも変化する中、開発者としての難しさを感じる。
報告者 | 安里 宜哲 |
---|---|
視察日 | 平成25年7月10日(水) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏 (明治大学 理工学部建築学科専任准教授) |
参考資料名 | 2013米国住宅地まちなみ視察調査報告書(安里 宜哲氏)掲載原稿を要約 |