ワシントン州シアトル市
1. AMI(Area Medium Income:エリアの平均収入)30%以下の層を対象とする賃貸住宅が42%、シニア住宅が15%%、Market Rate(分譲)が42%とのことである。
2. 人々が外に出て『健康的な生活』ができ、人ができるだけ快適に、安全に歩けるランドスケープ。
公園の中を歩いて通り抜けられる3つの大きな公園を配置。
ストリートの幅をあえて狭くすることにより効果的なランドスケープデザインが可能で、車のスピードも落とすことができる。
もともと街区にあった大きな木は残す。
3. 街区内の雨水処理システムも、この開発における強い環境保全志向を具体化した。
1. ハイ・ポイントにおいても、街区を維持・管理する上でHOAが有効に機能している。ただ、様々な収入層と権利形態が混在するこの住宅地では、いくつかのAssociationが置かれている。
2. 一つは、Open Space Associatin(OSA)と呼ばれるもので、街区全体のオープンスペースの管理を行う。
二つ目は他の住宅団地同様のHOA であり、MarketRate(分譲)向けの管理を行っている。この分譲住宅向けのHOA に対し、賃貸住宅向けの管理は、シアトル住宅公社(SHA)が行っているそうだ。
三つ目は、様々な収入層の住民のコミュニケーションを深める取組として、Neighborhood Associatin(NA)という組織を作っている。これは、OSA やHOAとは独立したもので、低所得者層の住民とそれ以外の住民の交流を深めるための取組を推進する。
報告者 | 綱島 淳 |
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視察日 | 平成23年7月14日(木) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏(明治大学 理工学部 建築学科 准教授) |
参考資料名 | 2011アメリカ住宅地まちなみ視察調査報告書掲載原稿(綱島 淳氏)を要約 |