住宅地計画の特徴

1. ブラフスは、東西に分かれており、東が一戸建てエリア、西が連棟建てエリアにゾーニングされている。ホームオーナーは、647世帯。
総面積の64%を占める32万m²のグリーンベルト、7つのプールと事務所と会議室のコモンスペースを持つ郊外型住宅地である。

2. 街は40年以上の経過に伴う落ち着きを感じ、大きく成長した樹木や手入れの行き届いた花々が高級住宅の品格を醸し出している。

3. 学校まで歩いて通えるところが魅力で、高校では、カルフォルニアの名門校であるCorona del Mar HighSchool がある。隣接の街にはカルフォルニア大学アーバイン校もあり、教育には、意識が強い街に感じられる。

維持管理の特徴

1. 開発当時からこれらの住宅開発とともにコモンスペースの管理を継続し、現在も美しいグリーンベルト、住宅の前庭やプール、並木等が維持されている。

2. 連棟戸建の場合は、外観のメンテとして、5年に1回の頻度でペンキ塗りを行っている。住宅の火災保険もHOAが管理し、災害時にも速やかな元通りの復旧を可能としている。ただし、これらの管理を行うための修繕積立金を含めた管理費は、一戸建てが$315/月で、連棟戸建で$600/月となっている。

3. HOAの組織構成は、住民全員で構成されている総会と9人の理事による理事会が構成され、その下に4つの専門委員会が組織されている。それらの実質的な運用を管理会社に委託されている。
9人の理事は無給の奉仕活動であり、選挙による2年任期で半数交替とし、組織運営の継続性をもたせる工夫が行われている。

計画データー