イリノイ州クック郡
1. 流れるようなフリー・カーブを多用し、イギリス風形式庭園を基調にした計画では、住宅を大きくセットバックさせ、その前面に広大なグリーンベルトを配している。そのため、ここでは住宅地というより大きな公園の中に住宅が点在しているように感じられる。
2. 各家々の樹木から交差点の植樹帯、デス・プレインズ川の湖畔林、さらには駅前広場に至るまで大小様々な空地群を植樹帯で繋ぎ、緑のネットワークを構築している。
3. 都市と田園の双方の利点を合致させた「モデル近隣住宅地」を試行している。元々、平坦で緑の乏しい農地に、公共緑地を配して田園の雰囲気を醸し出すと同時に、上下水道、ガスなどのインフラから学校、タウンホール、レクリェーション施設まで、当時の基本的な都市計画のすべて
1. 『Right of Way』と呼ばれるイギリスの通行権のように、各家々の前庭を一般の人が自由に通行できる地役権の一種を設定している。
報告者 | 吉田一義氏・乙丸悦子氏 |
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視察日 | 平成20年6月10日(火) |
同行コーディネーター | 渡和由氏(筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授) |
参考資料名 | 2008アメリカ住宅地まちなみ視察調査報告書掲載原稿(吉田一義氏・乙丸悦子氏)を要約 |