ニュージャージー州ケープメイ郡
1. 観光と生活(居住)の両立が図られ、住居エリア・商業エリア・宿泊エリアがほどよく分離され、大きな交差点には郵便局などの公共施設や公共緑地にランドマーク施設を配置するなど、わかりやすいプランニングになっている。
2. 日常生活用商業施設と観光用商業施設が混在した商業施設エリアが特徴で、町の中心部分に商業エリアを集約することにより、生活者と観光者の接点として、まち全体の秩序と賑わいを生み出している。
3. 住宅エリアでの見栄えとしては、歩道と宅地の樹木が大ぶりであることから住宅が見えにくく、色彩と形態の派手さはさほど気にならない。また、玄関ドアから続くポーチ空間は、限りなく外部に位置する住宅機能の一部として計画されており、日本の室内外を繋ぐ中間領域としての縁
1. ヴィクトリアンスタイルの住居による街並みは居住者の資産として、また、観光者の見所のひとつとしても有意義である。また、居住エリアに点在する未居住の伝統的住居の公開は、観光者がケープメイを散策することに繋がっている。
2. 官民地の維持管理された緑と車の公道への横付けなど町の賑わいを演出する設え。
報告者 | 古橋三国氏・土屋誠一郎氏 |
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視察日 | 平成20年6月6日(金) |
同行コーディネーター | 渡和由氏(筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授) |
参考資料名 | 2008アメリカ住宅地まちなみ視察調査報告書掲載原稿(古橋三国氏・土屋誠一郎氏)を要約 |