ワシントン州シアトル市
1. クラフツマン様式のバンガロウ形式で建築デザインを統一した事で、過去から現在への連続性をもたせている。また、商業施設や事務所は住宅・学校・教会・広場と一体に計画されていて、徒歩圏による街づくりが計画されている。
2. バックアレー(裏路地)の採用によって歩車分離を実現し、交通危険性の少ない計画としている。また、歩行者に視点での風景づくりを行っている。表通りに配置したアメリカンポーチから街並みを眺め、住民同士が声を掛け合う事で、社会的安全性の高い街としている。
3. 各住宅プランは広場(オープンスペース)に向いたゾーニングを計画し、「眺め」を最重要視している。北側に広場があれば、その方向にLDKを配置し、方位を無視した計画としている。そのため、このアメリカンポーチのある風景を事業化しようと思うと、少々工夫が必要であり、プラン
1. H.O.V(管理組合)がしっかりと機能しており、街のどこを見てもゴミひとつ落ちてなく、きれいに維持管理されている。住民の敷地内の一部についてもH.O.Vによって植栽管理させるという。
報告者 | 小松崎英明氏・高見保男氏・早嶋保史氏 |
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視察日 | 平成19年6月18日(月) |
同行コーディネーター | 渡和由氏(筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授) |
参考資料名 | 2007アメリカ住宅地まちなみ視察調査報告書掲載原稿(小松崎英明氏・高見保男氏・早嶋保史氏)を要約 |