サンティリャーナ・デル・マル
サンティリャーナ・デル・マルは、石畳と古い石造りの家が並んでいる中世の街並みを残す街で、現代の街並みとは違う雰囲気が漂っており、15～17世紀にイスラム勢力に追われたキリスト教徒の貴族が住み着いたという歴史を持ち、家々にも当時の紋章がそのまま残されている。
サンティリャーナ・デル・マルの街路
サンティリャーナ・デル・マル街外れの新しい建物
サンティリャーナ・デル・マルの遠景
住宅地計画の特徴
1. サンティリャーナ・デル・マルの街路は、建物の壁も擁壁も街路と同系質、同系色の材料で構成されている。街全体がこのような景観でまとまっており、美しさの要因となっている。
2. 緑の牧草地と赤い屋根が程よいコンストラストを為す、美しい風景となっている。
維持管理の特徴
1. 新しく建てられた建物も、新しい建材を使用しているものの質感や色については違和感のないように配慮されている。ただし、前面の道路についてはアスファルト舗装となっている。
計画データー
| 報告者 | 坂井則和氏・大長友道氏 |
|---|---|
| 同行コーディネーター | 阿部大輔(東京大学大学院博士課程、カタルーニャ高等建築学校博士課程) バルセロナ・レクチャー:三好隆之(伊東豊雄建築設計事務所バルセロナ事務所勤務) |
| 参考資料名 | 2006北スペイン住宅地まちなみ視察調査報告書掲載原稿(坂井則和氏・大長友道氏)を要約 |