バーデン・ヴェルテンベルク州カールスルーエ市
1. 4棟の2世帯アパートは隣棟間隔が充分に保たれ、車と人を明確に分けた動線と相まって落ち着いた安心感のある空間が造られている。住棟間に設けられた各住戸の庭は充分な広さがあり、緑豊かな景観を作っているだけではなく、通路から各住戸のエントランスをより魅力的にしてい
2. 車と人を分けた動線は、車の出入りをパブリックな道路に直面させ、団地の内側を全くプライベートな空間とすることで、住む人人が歩いて駐車場棟へ行く時に住民間がより多く触れ合うことを意図的に作り出している。
3. エコ住宅として、木製サッシにペアガラスを採用するとともに、リサイクルペーパーを断熱材の芯として使用し、高気密高断熱住宅を実現している。また、屋上緑化や地下熱を利用したサーキュレートシステムの導入、雨水タンクに雨水を貯めて庭への散水に利用するなどの取り組み
報告者 | 山上範政氏 |
---|---|
視察日 | 平成17年6月27日(月) |
同行コーディネーター | 中井検裕氏(東京工業大学社会理工学研究科教授) |
参考資料名 | 2005欧州・住宅地・まちなみ最新事情報告書掲載載原稿(山上範政氏)を要約 |