住宅地計画の特徴 | |
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1 | 1.職住混在型の昔ながらの村落を現代的にした住宅地であり、1993年から建設が開始され、開発面積160ha、計画戸数2,200戸、計画人口4,500人の計画内容で、2025年までに、4つのフェーズに分けて住宅が建設される予定であり、2015年現在で既に約2,500人が居住している。 2.基本コンセプトとして、「経済、社会、環境の各側面で持続可能な開発形態を実現すること」とされている。開発面積160haの内、60haは緑地として保全され、住宅とともに店舗、事務所、軽工業等の用途が組み込まれている。 3.新しいランドプランという発想ではなく、英国の伝統的な街並づくりが踏襲されており、第1期ではパメリー・スクエアを中心に、第2期は児童公園を中心に同心円を描くように街路が計画されている。また、区画毎に配置されるコートに面して、住宅の玄関、カーポートがあり、コミュニティ組成の手法がなされている。 4.住居裏にはアイストップツリー、フットパスが張り巡らされており、歩車道分離だけでなく、徒歩、自転車での移動を奨励する仕掛けもなされている。 5.建物の外壁は、地元産の石灰石「ハムストーン」を使う等、地域性も考慮されている。曲がりくねった道路、砂利道は、英国の伝統的な建物デザインにマッチしている。 6.パウンドベリーには、前庭がなく、建物デザインとコミュニティを意識し、工夫した道路線形による街並づくりで、伝統的な街並に加え、個性のある外観の建物が立ち並び、人にやさしい、車ではなく、歩いて暮らす街という説明通りの住宅地である。 |
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維持管理の特徴 | |
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計画データー | |||
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報告者 | 奥泉 明彦・小野 修二・本間 生志・菊地 みさ代 | 視察日 | 平成29年7月8日(金) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏(明治大学 理工学部建築学科専任准教授) |
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参考資料名 | 2016英国住宅地まちなみ視察調査報告書(奥泉明彦氏・小野修二氏・本間生志氏・菊地みさ代氏)掲載原稿を要約 |