住宅地計画の特徴 | |
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1 | 1.景観デザイン、建物修復や地区マネジメントのコーディネートだけではなく、飲食店、ショップ、ギャラリーを含めた全てをコンラン社が経営している。 2.この地区がブースの『貧困地図』で、貧民層として青で塗られていたことから、その青を印象的に使用した色使いにおけるデザインや、建物と建物を繋ぐおしゃれなブリッジなどにより、もともとの「倉庫街」という器の中に「ブランド」という価値が与えられ、地区の高級化、あるいは中産階級化という現象が現れている。 3.集合住宅物件の取引価格で5,000万円超えや、月々の家賃が100万円を超す物件が多いことや、シティからも程近く、インベストメントバンカー(証券引受業者)などが生活していることによる生活水準のジェントリフィケーション(中産階級化)が進んでいることが感じられる。 4.倉庫街であることから低中層物件が多く、下から見上げた景観はもちろん、居住者側の視点に立ったグランドデザインが意識されているなど、生活景観にも工夫が凝らされていることが感じられる。 5.テムズ川に面したベランダからは、有名な建造物であるロンドン市庁舎などが見え、古きロンドンの街並みと新たな建造物との共存を景色として見ることができる。 6.総合的な価値の上積みが、ある意味地区や街の在り方を規定している他地区との違いを生み、更にその暮らし方に憧れを抱いた人達が、更に住みたいという気持ちを加速させる。 |
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維持管理の特徴 | |
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計画データー | |||
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報告者 | 阿部 倫・早嶋 保史 | 視察日 | 平成29年7月7日(木) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏(明治大学 理工学部建築学科専任准教授) |
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参考資料名 | 2016英国住宅地まちなみ視察調査報告書(阿部倫氏・早嶋保史氏)掲載原稿を要約 |