財団法人住宅生産振興財団

ベイカー・ランチ

レイク・フォレスト市の主導により開発中の全体4,000棟に及ぶ５つの大規模住宅地の一つであるベイカー・ランチは、2,000棟という最大規模の分譲地である。販売はアメリカでも有数のホームビルダーであるShea Homes社とToll Brothers社が手掛けており、６つのエリアに分けてそれぞれ販売を行っている。各建物面積は約1,273～3,268平方フィート(117～300m²)で、幅広いニーズに対応した特色あるプランが用意されている。

（写真１）モデル建物エントランス側 [+] 拡大

（写真２）グリーンベルトからのアプローチ [+] 拡大

（写真３）コミュニティレクリエーションセンター　プール [+] 拡大

住宅地図 [+] 拡大

住宅地計画の特徴
1	ブルックランド：結婚間もない若い夫婦のスタートハウスとして想定されたタウンハウスは、裏側に２台分のガレージが効率的に同一面に並ぶのに対し、エントランス側は建物の威圧感を感じさせないよう、建物を雁行させ、アプローチ部分に高木や潅木を植栽することで、柔らかい印象のまちなみを形成している。（写真１）
2	パークビュー：成長した家族が余裕のある空間でゆったりとした時を過ごせるよう想定された戸建てハウスは、グリーンベルトから緩やかなアプローチがビルトインガレージを意識させないよう計画されている。（写真２）
3	パークビュー：まちの中心となるコミュニティレクリエーションセンターは、遊びとくつろぎの広場、スイミングプール（写真３）、BBQなど開放的な屋外活動の拠点であると同時に、管理事務所を併設することにより、安全で比較的管理費負担の少ない美しいまちの継続を約束し購入希望者の安心感を高めている。

維持管理の特徴
1	本分譲地ではメロールース(開発されるエリアに必要な公共施設の費用負担としての特別課税)が免除されている。また、学区としても人気のエリアであり、他のオレンジ郡の分譲地との差別化を図っている。
2	HOAによる管理費用は月額＄178となっており、住民がプールやバーベキューが楽しめる豊かなコミュニティレクリエーションセンター等がエリア内に完備されている。
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計画データー
報告者	塚田雅彦・小林秀和	視察日	平成26年7月11日（金）
同行コーディネーター	佐々木宏幸氏 (明治大学理工学部建築学科専任准教授)
参考資料名	2014米国住宅地まちなみ視察調査報告書(塚田雅彦氏・小林秀和氏)掲載原稿を要約

住宅地計画の特徴
1	ブルックランド：結婚間もない若い夫婦のスタートハウスとして想定されたタウンハウスは、裏側に２台分のガレージが効率的に同一面に並ぶのに対し、エントランス側は建物の威圧感を感じさせないよう、建物を雁行させ、アプローチ部分に高木や潅木を植栽することで、柔らかい印象のまちなみを形成している。（写真１）
2	パークビュー：成長した家族が余裕のある空間でゆったりとした時を過ごせるよう想定された戸建てハウスは、グリーンベルトから緩やかなアプローチがビルトインガレージを意識させないよう計画されている。（写真２）
3	パークビュー：まちの中心となるコミュニティレクリエーションセンターは、遊びとくつろぎの広場、スイミングプール（写真３）、BBQなど開放的な屋外活動の拠点であると同時に、管理事務所を併設することにより、安全で比較的管理費負担の少ない美しいまちの継続を約束し購入希望者の安心感を高めている。