住宅地計画の特徴 | |
---|---|
1 | <ステート・ストリートの特徴> ・近年30億ドルを投入して公共空間のデザインを中心としたステート・ストリートの改善がはかられており、路上は綺麗に整備され道路事情は向上し、治安も良くなり、都市デザインの魅力を向上させた。(写真1) ・2001年ドナルド・トランプが世界一高いビルを建てると発表したが、直後、アメリカ同時多発テロが発生したために規模を見直し、計画は縮小された。その後2009年に完成し、ウィリスタワー(同シカゴ市内)についでアメリカで2番目の高さのビルとなった。 ・ステート・ストリートと交差するリバーウォークは、1998年からのシカゴ川の再生計画により整備された遊歩道で、都市部湾岸区域の倉庫等のリノベーションなどとともに、川沿いには遊歩道が整備され、船着き場、カフェなどが作られた。立体道路により社会空間(ビル群)とリバーウォーク(公園)が立面的に区切られることにより、都市部の川沿いに緑あふれ、心安らぐ公園環境が形成されている。(写真2) |
2 | <ステートウェイ・ガーデンズの特徴> ・1980年代、治安悪化が問題視されるようになり2001年よりそれらを取壊し、アメリカの変遷の象徴ともいえる都市型住宅の建設が始まり、現在に至っている。 ・ニュー・アーバニズムによる都市設計として、過度な自動車依存を解消するために鉄道駅を中心に商業施設や住宅地がその周りを囲んでいるといった都市モデルが計画されていた。 ・グリッド状の道路に中低層のタウンハウス群が建てられ、建物の裏側には庭や駐車場、ごみ収集用の通路を配し、正面の歩道側に玄関を配する統一的な景観が軒を連ねていた。 |
3 |
維持管理の特徴 | |
---|---|
1 | |
2 | |
3 |
計画データー | |||
---|---|---|---|
報告者 | 藤吉 和彦・石田 義高 | 視察日 | 平成26年7月9日(水) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏 (明治大学 理工学部建築学科専任准教授) |
||
参考資料名 | 2014米国住宅地まちなみ視察調査報告書(藤吉 和彦氏・石田 義高氏)掲載原稿を要約 |