住宅地計画の特徴 | |
---|---|
1 | 自宅の庭先に大きな近隣公園(休みの日に家族連れが車で遊びにいくような大きな芝生広場のある公園)が隣接しており、境界にはツツジ等の潅木あるいは生垣があるだけ。 |
2 | 計画当初、アメリカでは車による交通事故の増加が社会問題となっており、その解決の為に歩行者と自動車の動線を完全に分けるクルドサック(歩車分離型交通システム)での計画となっている。 |
3 | 庭先に大きな空間が確保されており、その公園をつなぐように住戸間には小路が通っており、各戸の庭先を眺めながら日々生活をしている。自然と住民間のコミュニケーションのとれる環境がそこに存在している。 |
維持管理の特徴 | |
---|---|
1 | 住民全体がシチズンズ・アソシエーションに属し、その中からプレジデント(代表)選出。その代表の他、9名からなるボードメンバーにより組合の運営が行われる。ボードの決定は住民全体の決定となる。特徴的なのは過去のボードメンバーは現在のボードメンバーに意見することもできる。 |
2 | 住民間のコミュニケーションを図る企画・運営は住民であり、それを補助するのが管理組合という位置づけとなっている。 |
3 | 道路、歩道等の公共スペースの維持管理は行政が実施しており、それ以外のスペース及び緑地は管理組合でのメンテナンスによりきれいに整備されている。 |
計画データー | |||
---|---|---|---|
報告者 | 落合 保孝 | 視察日 | 平成25年7月12日(金) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏 (明治大学 理工学部建築学科専任准教授) |
||
参考資料名 | 2013米国住宅地まちなみ視察調査報告書(落合 保孝氏)掲載原稿を要約 |