住宅地計画の特徴 | |
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1 | 石畳の通りにはかつてのトラムカーの線路が現存する。住宅街の背の高い街路樹がそびえ立ち、歩道に心地良い木陰を作り出している。現在、ジョージタウンには、地下鉄が直接乗り入れていない。最寄駅は、ロズリン駅・フォギーボトム駅・デュポンサークル駅の3つの地下鉄駅となるが、いずれも、ジョージタウン中心部からおよそ1マイル(約1.6キロメートル)ほど離れている。 |
2 | レンガ造りを基調とした住宅が建ち並び、戸々に外壁の色調を変え、玄関ドアや窓枠のデザインに、そのオーナーの個性や主張が表れているが、けして「古き良き時代の街並み」の統一感を崩すものはない。 |
3 | 色調を変えた外壁を織り交ぜた、連続住宅が現れたり、本当に人が住んでいるのかと思うほど、静かで品格のある住宅街、突然明るい大通り、Mストリートの両サイドには、ショッピングモールや高級店、カフェが軒を連ねている。 |
維持管理の特徴 | |
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1 | 繁栄から衰退を経て、国の後押しも受けながら、見事に復活を遂げた街だからこそ、街の人々は、誇りを持ち、伝統を守り続けながら、そこに暮らしている。 |
2 | 鉄道が多少不便でも、最寄駅の新設、高層ビルなどの開発や変化を求めない、「ジョージタウン気質」が今後もそこに在り続ける。 |
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計画データー | |||
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報告者 | 古館 秀俊 | 視察日 | 平成25年7月9日(火) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏 (明治大学 理工学部建築学科専任准教授) |
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参考資料名 | 2013米国住宅地まちなみ視察調査報告書(古館 秀俊氏)掲載原稿を要約 |