住宅地計画の特徴 | |
---|---|
1 | アイブルグ地区は、格子状にメイン道路を通し、その間に住空間、公園、店舗、学校等の建物が配置されており、地区内でコンパクトに生活できるよう計画されている。また、水辺を開発地に設けていることは、オランダらしい開発計画であるように感じる。電線を地中化していることで日本と比較し開放的な街並みが広がっている。 |
2 | 格子状にメイン道路を通し、その間に住空間、公園、店舗、学校等の建物が配置されており、アイブルグ地区内でコンパクトに生活できるよう計画されている。また、水辺を開発地に設けていることは、オランダらしい開発計画であるように感じる。電線を地中化していることで日本と比較し開放的な街並みが広がっている。 |
3 | KNSM島は100戸/haの住宅密度を高層住宅によって成しえた為、非常にゆとりのある公共空間が形成されている。それに対し、ボルネオ・スポーンブルグ島は100戸/haの住宅密度を低層住宅で主に構成している為、KNSM島と比較し、土地としてのゆとりを確保しにくい計画となっているが、緑地等の公共空間を道路沿いに隣接させて設ける等、緑地が極力確保されており、緑豊かな環境下で住民が暮らしやすくなるよう工夫されている。 |
維持管理の特徴 | |
---|---|
1 | アイブルグ地区は、水辺に対し住宅地を隣接させていると共に、各住戸から水辺へアプローチ可能な動線が計画されていた。また、緑豊かな広が多く存在し、芝がきれいに刈られ、木々もきれいに剪定されていることから、管理が非常に行き届いていた。広場の面積も非常に大きいことから、子供の遊び場等、様々な使用用途に活用できる環境が整っていた。 |
2 | ボルネオ島には、島を貫く線形の広場が設けられており、芝、木々の管理に関しては、アイブルグ地区同様きれいな状態が維持されていた。また広場に面する道を歩いていると、広場に接して住宅が計画されており、その住民の椅子、パラソル等を広場で多く見かけ、広場と住民との関係が密接に繋がっている。 |
3 | カーシェアリング用の車が配置されており、車を所持していない方々の需要に対応している。 |
計画データー | |||
---|---|---|---|
報告者 | 小熊 孝典 | 視察日 | 平成24年7月10日(火) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏(明治大学 理工学部建築学科専任准教授) |
||
参考資料名 | 2012欧州住宅地まちなみ視察調査報告書(小熊 孝典氏)掲載原稿を要約 |