住宅地計画の特徴 | |
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1 | アクセスの良さという生活の利便性と、恵まれた自然環境との調和という点において、サン・エリホ・ヒルズは他のエリアにはない 魅力を有している。 |
2 | マスターディベロッパーのデザインガイドラインに従い、6つの住居区でそれぞれ異なるディベロッパー、ビルダーが開発、建築にあたるとのことで、エリアごとに特徴付けがなされている。 |
3 | 同一エリア内で、ほぼ同じ大きさの住宅を建ち並ばせながら、各住居エリアで提供する住宅サイズに違いを設けることで、全体として多様なタイプ、価格帯の住宅街を形成している。タウンハウス、集合住宅から戸建て住宅までバリエーションに富み、価格帯も、下はタウンハウスの22万ドルから、上はステートホーム(大邸宅)の200万ドル超までと、幅広い選択が可能となっている。 |
維持管理の特徴 | |
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1 | 6つの住居区のうち高級エリアに属する2エリアについては、入口にゲートを設置し、セキュリティ面における差別化を図っている。 |
2 | サン・エリホ・ヒルズでは、コミュニティ全体でひとつのマスターHOAが組織されている。(集合住宅では共用部分管理のため、サブHOA が組織される)マスターHOAは、住民から5人の委員が選ばれ、コミュニティに関する決めごとは全てここで行うとのことで、実際の業務は委託された管理会社があたるという。全ての公共スペースをHOA が管理し、とりわけストリートについては、ほぼ毎日メンテナンスに入り、エリア内の美化に努めている。 |
3 | HOAの運営予算は、住民の納める費用で組まれるが、一戸あたり月額で82ドル(ゲーティッドコミュニティは月額150ドル)である。昨年度の年間予算は225万ドルで、その内およそ50%がメンテナンスに充てられる。 |
計画データー | |||
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報告者 | 加茂和弘 | 視察日 | 平成23年7月11日(月) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏(明治大学 理工学部 建築学科 准教授) |
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参考資料名 | 2011アメリカ住宅地まちなみ視察調査報告書掲載原稿(加茂 和弘氏)を要約 |