住宅地計画の特徴 | |
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1 | 街の中に整備された公園は日本の街区公園とは全く違ったものになっており、広大な敷地に池やクリーク、グリーンベルトが整備され住宅地を分断するように配されている。 |
2 | この街のコンセプトの一つである「どの住戸からも歩いて5分以内に公園にアクセス」がしっかりと実現されている。この街には数多くのコモンスペースに加えて3つのプールが整備されている。これらのスペースはその管理の主体が細かく決められている。 |
3 | 各住戸の前面には車庫スペースを設けず、住宅の裏にアリーロード(バックアレイ)を設け、歩車分離の計画となっている。そのため通りから見る住宅の景観が考えられた設計となっている。 |
維持管理の特徴 | |
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1 | 街全体のHOAが組織されており居住者から管理費を徴収した上でオープンスペースの樹木から芝生、構造物の管理を行い、緑溢れる美しい街を維持し、街の中にあるプールの管理(敷地の所有はデンバー市)もHOAで管理を行っている。 |
2 | HOAは居住者に向けたイベントも多く行なっており、年間のスケジュールの中でミュージックライブやヨガの教室等居住者がコミュニティーを育んでおり、このコミュニティー形成の為に$20万ドル/年もの費用をかけている。 |
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計画データー | |||
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報告者 | 居樹 潤 | 視察日 | 平成22年6月14日(月) |
同行コーディネーター | 佐々木宏幸氏(神戸芸術工科大学デザイン学部環境・建築デザイン学科 准教授) |
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参考資料名 | 2010アメリカ住宅地まちなみ視察調査報告書掲載原稿(居樹 潤)を要約 |