住宅地計画の特徴 | |
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1 | 南北に細長い敷地にL型の建物を3棟配置している。各棟とも東西軸とした2階建てパッシブハウス計11戸(北入り)と、南北軸とした3階建て低エネルギーハウス計34戸(東入り)。 道路横に計24台分の木造のカーポートが設けられており、車が庭に入れないように配慮されている。 |
2 | パッシブハウスは、エネルギーを節約できるコンパクトタイプの2階建の片流れ屋根となっている。北向きの片流れ屋根は緑化され、排水は自治体の下水道管に流さずに、独自の浸水システムによって、庭の水撒き等に再利用されている。 |
3 | 建物の外部は全て断熱性を高め、年間エネルギー消費は9.59〜14.88kwh/m2/年で、パッシブの条件(15kwh/m2/年以下)を満たしている。 |
維持管理の特徴 | |
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1 | 緑化屋根には手間のかからない高山植物が植栽されているが、樹木が生えると大変なので常に看視されている。 |
2 | 機械換気を行っているが、熱交換機で排気から85%の熱を回収し、不足分と給湯については地域暖房に依存している。なお、太陽光発電によって得られた電力は売電している。 |
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計画データー | |||
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報告者 | 鈴木良文氏 | 視察日 | 平成16年7月3日(土) |
同行コーディネーター | 齊木祟人氏(神戸芸術工科大学環境デザイン学科教授) |
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参考資料名 | 2004欧州・住宅地・まちなみ最新事情報告書掲載原稿(鈴木良文氏)を要約 |