住宅地計画の特徴 | |
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1 | 個々のスケールがヒューマンスケールで造られ、親しみやすく歩きやすい雰囲気が確保されるよう演出されている。道路と建物の間には必ず樹木を介在させ、建物を重厚に見せるとともに歩行者への重圧感を軽減して、より親密な雰囲気を作り出している。 |
2 | 各住戸の裏手に設けられているフットパスは人がすれ違える程度の幅しかなく、私的なイメージを出すとともによそ者が入りづらい通りとすることによって、無意識の内によそ者を識別することで、防犯意識にも役立っている。 |
3 | 意図的に賑わいを作り出す仕掛け、演出がなされており、人と人とが自然に交流したり、賑わいを作り出している。 |
維持管理の特徴 | |
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1 | 美しい街並みを維持形成していくために、デザインコードが定められ、そのコードに従って建築物を作ることが義務付けられている。シーサイドにおいて建築できるスタイルは、カリブの風土にあったものか伝統的な建築様式とされており、それを前提に個々のディテールが決められる。 |
2 | 住民本位の街の運営を行うために、ネバーフッド・アソシエーション(近隣住区協会)が管理運営方針を立て、予算の執行を行っている。9つの協会の内、1つが全体のアソシエーションとなっており、住戸あたりの年間の管理費は1,200ドルとなっている。 |
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計画データー | |||
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報告者 | 白浜一志氏 | 視察日 | 平成15年6月26日(木) |
同行コーディネーター | 渡和由氏(筑波大学芸術学系環境デザイン講師) |
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参考資料名 | 2003アメリカの住宅地開発最新事情/住宅生産振興財団海外視察報告書掲載原稿(白浜一志氏)を要約 |