住宅地計画の特徴 | |
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1 | 町の中心に向かう求心的な放射線状道路とメキシコ湾に直角的に続く街区道路など象徴的な道路構成となっているが、あくまで歩行者優先の歩車共存型の計画を基本としている。 |
2 | 日常生活を意識した商業施設による賑わいづくりを図りながら、アメリカ南部の古いリゾート地を規範とする計画標準(コード)による建築規制を行っている。 |
3 | 街区道路ごとのパビリオン施設、バックヤードから宅地間をつなぐフットパスや隣接地との容易なコミュニケーションを可能とする高密な宅地構成とともに、街区道路先のパビリオンによる砂浜に連続するイメージや各住戸にメキシコ湾が見える展望台を設置するなど、海を享受する |
維持管理の特徴 | |
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1 | シーサイドの運営はネバーフッド・アソシエーション(近隣住区協会)が行い、維持管理費を協会規約に基づいて運用している。 |
2 | 維持管理の大半は、道路や公園などの共用部のメンテナンスであり、その実務はシーサイドの不動産管理を一元的に行っているシーサイド・コミュニティ・デベロップメントに委託されている。 |
3 | シーサイドは原則として投機が禁止されており、土地取得後2年以内の建築義務がある。また、シーサイドの理念と照合し、かつ、売買が発生した時にも、健全な運用がなされるよう低金利抵当金融と建設業者に対して工事融資が用意されている。尚、オフシーズン、所有者不在時の維持 |
計画データー | |||
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報告者 | 末次正氏・武澤敏樹氏 | 視察日 | 平成13年6月20日(水) |
同行コーディネーター | 団長:蓑原敬氏(蓑原計画事務所代表) 渡和由氏(筑波大学芸術学系環境デザイン講師) |
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参考資料名 | 2001アメリカの住宅地開発最新事情/住宅生産振興財団海外視察報告掲載原稿(末次正氏・武澤敏樹氏)を要約 |