住宅地計画の特徴 | |
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1 | 幹線道路から宅地までは10m前後の幅で視線や騒音を遮る緑地帯(バッファーゾーン)が設けられ、宅地内はクルドサックを主軸に歩車分離の良好なコミュニティを形成している。 |
2 | 住宅地のメインエントランスの正面は、学校と公園の合体したオープンスペースをアメニティ・エレメントとして、地下に水路を設けたグリーンベルトに連続させている。 |
3 | 幹線道路から見る住宅は、うねるような起伏によって2階建てが平屋建てに見えるよう、穏やかなストリートシーンを展開させており、角地に配置された住宅にはシンボルツリーと共にパーゴラ状の玄関ポーチがデザインされ、グリーンベルト、公園との共存、一体感を見せている。 |
維持管理の特徴 | |
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1 | カリフォルニアでは、ビレッジの安全性や教育施設の充実と同等に環境的特色(キャラクター)と、それをもたらすオープンスペースの質が選択基準の重要なポイントとなっている。 |
2 | 役所の開発許可申請においても、「デザインの質」を評価してくるため、「ガイドライン」の中にストリートシーン(街並景観)を構成するスタイリングやディテール、マテリアル、レイアウトといったデザイン要素を詳細に表現する必要がある。 |
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計画データー | |||
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報告者 | 安井敏夫氏 | 視察日 | 平成11年6月20日(日) |
同行コーディネーター | 渡和由氏(筑波大学 芸術学系 講師) |
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参考資料名 | まちなみ大学 第3期 米国西海岸の計画戸建て住宅地視察報告書掲載原稿(安井敏夫氏)を要約 |