すまい・まちづくり設計競技

すまい・まちづくり設計競技 第19回結果内容

1 課題

課題地:大都市近郊の公的賃貸住宅団地(草加松原団地)の一部
テーマ:公的賃貸住宅団地再生と一体となった地域の複合生活拠点づくり

2 審査結果

(1)特選(国土交通大臣賞)
川岸 梅和 北野 幸樹 菅谷 栄二 江口 智行 菅野 正城
半沢英里子 須藤 裕之 中西 巧 柳 健一(千葉県習志野市、学校関係)
(2)準特選(まちづくり月間実行委員会会長賞)
笹山 明 岡松 義男 木村 高志 吉田 明平 池田 幸代
松村 正道 菅野 光蔵 菅野 光治(東京都新宿区、設計事務所)
(3)入選(住宅生産振興財団会長賞)
増山 哲也 山田 一彦 杉田 久(東京都渋谷区、建設会社)
(4)入選(住宅生産振興財団会長賞)
賀来 郁子 青柳 智彦 緒方 裕久 高木万貴子 高地可奈子
中村 聡 西村 博之 宮城 雄司 山口奈緒子(福岡県福岡市、学生)

3 審査結果報告

審査委員長 芦原義信
 まちづくり月間実行委員会と(財)住宅生産振興財団が主催する「すまい・まちづくり設計競技」は、まちづくり月間発足以来19回を重ねることとなりました。それぞれの時代のニーズを先取りして課題を定めてきましたが、この設計競技を通して問題意識の提供と計画技術の向上を図ってきたことの意義は、大きいものがあると考えています。
 今回は、「団地再生と一体となった地域の複合生活拠点づくり」をテーマに、大都市近郊の公的賃貸住宅団地(草加松原団地)の一部を課題地としました。建築物の老朽化が進んだ団地とその周辺市街地において、安心して住み続けられることのできる街としての社会的再生を目指し、また、地域の高等教育機関や民間活力等を活用した複合生活拠点施設としての整備を図ることについてのアイデアを求めたものです。応募登録件数は244件、応募作品数は57件でした。
 審査に当たっては、次の諸点について重点的に作品の読み取りを行い、審査委員による意見交換を行ないました。

  1. 課題地が複合生活拠点の形成が期待される駅前の枢要な地域であるとともに、長い期間をかけて行われるであろう団地再生の方向性を示すという意味での先導性や象徴性が提案されているかどうか
  2. 高等教育機関との連係、連続性を空間的、機能的に適切にとらえているか
  3. 生活の豊かさ、楽しさが感じられる空間構成となっているか
  4. プロムナード、道路、広場などのオープンスペースが、その性格に対応した施設計画と有機的関係を持って提案されているか
  5. 閉鎖的な空間構成となっていないか
  6. 建築の密度構成は適切か
  7. オープンスペースの性格は適切か
  8. 多様な住まいづくりが提案されているか
  9. PFIの活用やNPOとの連携が提案されている

 審査会では、まず投票により一定水準の作品に絞り込んでから、委員の方々全員で上記の事柄について十分な時間をかけて意見交換を行ないました。総合的にすぐれたと判断される作品の絞込みは、大筋で意見の一致をみましたが、事業性を考慮した場合低密度過ぎるのではないか、オープンスペースの性格が公園的で、もう少し都市的な広場であっていいのではないかなどとの意見がありました。
 最終的には特選1点、準特選1点、入選が2点となり、例年どおり特選には国土交通大臣賞が授与されます。
 今回、このコンペに対して多くの応募をいただいたことは、その課題に今日的意義があったということであると改めて感じております。最後に、応募していただいた皆様方と、難しい課題にもかかわらず的確な審査をしていただきました審査委員の皆様方に深く感謝を申しあげて報告とさせていただきます。

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